[∈]謹賀新年(2014):照準を合わせる


 

2014

 

1年早いものですね、さて。

2014年になりました。
昨年は、

謹賀新年(2013):迎え撃つ

というタイトルで、今、振り返ると凄く若々しいエントリを書いていました。

2013年、エントリ通り新しいことに飛び込んでいった結果として、正直精神が揺れたところがたくさん見えた年でした。

「よし、自分の力を信じてやってやろう」と「やっぱダメかも、違うかも」は表裏一体であり、挑戦する姿勢から得るものは大きいと感じる一方で、鏡の前の自分に嘘をついていないか?と自問する日々を過ごし、悶々とすることも多いものです。

自己に対して、肯定と否定が繰り返されるような、答えの出ない悶々とした状態の中で、人は成長するものだと教えてくれた方がいます。
その人が同時に紹介してくれたフレーズがあります。

「シラケつつ、ノリ、ノリつつ、シラケる」

26歳のときに、浅田彰が『構造と力』でえぐりだした、この言葉。
この言語化は何とも言えず、心に残っています。

要は、自ら「濁れる世」の只中をうろつき、危険に身をさらしつつ、しかも、批判的な姿勢を崩さぬことである。対象と深くかかわり全面的に没入すると同時に、対象を容赦なく突き放し切って捨てること。同化と異化のこの鋭い緊張こそ、真に知と呼ぷに値するすぐれてクリティカルな体験の境位(エレメント)であることは、いまさら言うまでもない。簡単に言ってしまえば、シラケつつノリ、ノリつつシラケること、これである。

出所:《知への漸進的横滑り》を開始するための準備運動の試み(浅田彰)

 

浅田が発したメッセージの意図とは、全く違うかもしれませんが、人生、「よし、自分の力を信じてやってやろう」とノリつつ、「やっぱダメかも、何してんだ俺」とシラケる。その繰り返しの緊張状態の中で、「知」が生まれ成長していく、そういうことなのではないかと思っています。

 

今年も、よろしくお願い申し上げます。
こんな僕ですが、どうかお付き合いください。

2014年1月4日

T.Enok

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