[∈]國領研で読んだ本


 

大学時代の講義資料をまとめて、積み上げていったら、國領研の輪読文献が軽いタワーのように…
彼らは、押入れにしまい込むのですが、そこで、全て読んだ本をリストアップしていつでも國領研に帰ってこれるようにしたいと思い立ち、
普通にリスト化してもつまらんので、独断と偏見でランキングを作ってみました。1位だけ画像付きで!

 

「作者との対話が難しかった」BEST3

1.『人間機械論』ノーバート・ウィーナー

人間機械論―人間の人間的な利用
人間機械論―人間の人間的な利用
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サイバネティックスという概念は、はっきり言って難解過ぎました。まったく意味が分かりません。
工学と物理学、生物学の知見が必要でした。

 

2.『交換理論と社会学の方法』久慈利武

「交換」という概念で社会をとらえようというその考えは興味深かったが、うーん、社会学という学問が、自分の中で曖昧模糊もこで結構辛かったです。

 

3.『混沌からの秩序』プリコジン

エントロピーという概念を理解するためには、物理を学び、何かしら体感をしないとダメだと思います。
そういう意味で、著者の言う事を表面的にしか理解してない気がしたっす…

 

「これぞ國領研の輪読」BEST3

1. 『システムの科学』ハーバート・A・サイモン

システムの科学
システムの科学
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経済、思考(心理)、企業、すべての事象を人工物そしてシステムとして問い直す概念を國領先生は大好き(気がする)。

「認知限界」の概念は有名だけれど、むしろ本書においては、デザインとは最適解をどう導くか、そして人工物と自然界をどうすりあわせて、インターフェースをデザインすべきか、という考えをもらいました。
まさにエネルギー問題などはそこを出発点として問題をデザインするべきではないのかな。

 

2.『オープンアーキテクチャ戦略』國領二郎

いまさらコメントするまでもなく笑
99年の時点で、プラットフォームの概念を経営に持ち込んだ先生の名著。
それから10年あまり、未だに時代は変わっていないと思う。

 

3.『経営者の時代』アルフレッド・D・チャンドラー

思い入れ深い本書。
歴史学としても、経営書としても現代に通じる。
個人的にミドルマネジメントの誕生と回転速度の経営が最も印象深い。

 

次点:『イノベーションの普及学』ロジャースと『キャズム』ジェフェリー・ムーア

経営学のフロンティアとも言える洞察。惜しい。
これがランクインできないのだから、輪読文献の層は厚いw
他にもクリステンセン『イノベーションのジレンマ』とか
バーナード『経営者の役割』とか色々あるのだけれど…

 

個人的に好きだった文献BEST3

1.『イノベーションのジレンマ』クリステンセン

イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)
イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)
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確か、國領研に入って最初の学期に読んだ文献。
経営学が面白いと感じたのもこの本がきっかけだった気がする。
最初に経営者の役割とか読んでたら國領研やめてたかもしれない笑
外せないでしょう。
クリステンセン教授の生き方そのものにも感動します。(これについてはまたBlogを書きたい。)

 

2.アサヒビールケース

これを読んで、今後3年間のアサヒビールの財務諸表を作成しなさいという結構むちゃぶりな課題がでた。これによって初めて「財務」というものを勉強して、財務諸表の基礎を覚えることができました。チームだったのに全部自分でやってプレゼンまでもってったのが、僕の勉強にとっては逆に良かった。
知識がなく、ぐだぐだなチームが多い中で、正直うちの財務諸表が一番しっかりしていたと思う。

 

3.『Linuxはいかにしてビジネスになったか』佐々木祐一 (著), 北山 聡(著), 國領二郎 (監修)

編集価値をビジネスにつなぐ―という概念は未だにネットにまつわるビジネスの
大きなテーマだと思う。隠れた名著。佐々木さんと北山さんは今どちらにいらっしゃるのだろうか。

 

疲れたので終わり。以下、順不同で僕が國領研で読んだ文献リスト。

・システムの科学ーサイモン
・オープンイノベーションーチェスブロウ
・リーディングス日本の企業システム第9章ー國領二郎
・ マクドナルド化した社会ージョージ・リッツァ
・制度 制度変化 経済成果ーダグラス・C・ノース
・企業 市場 法ーロナルド・H・コース
・経営者の役割ーバーナード
・経営者の時代ーアルフレッド・D・チャンドラー
・イノベーションの普及学ーエベレット・ロジャース
・キャズムージェフェリー・ムーア
・オープンアーキテクチャ戦略ー國領二郎
・ハイエクー池田信夫
・プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神ーマックス・ヴェーバー(これも好きw)
・安心社会から信頼社会へー山岸俊男
・ 人間機械論ーノーバート・ウィーナー
・交換理論と社会学の方法ー久慈利武
・経営学ー小倉昌男
・ケース・スタディの方法ーロバート・K・イン
・ Linuxはいかにしてビジネスになったか佐々木祐一 、北山 聡
・情報化と経済システムの転換第5章ー國領二郎
・混沌からの秩序ープリコジン

・次世代のイノベーションを生む製品のモジュール化ーキム・B・クラーク
・KBSケース「夢のOS、OSASK」
・KBSケース「アサヒビール」

おまけ

・”The Social Construction of Facts and Artifacts”- T.F.Pinch and W.E.Bijker
(僕が唯一読まなかった文献です笑)

 

並べてみると、名著であると同時に読むのがいかつい本が並ぶ。
そうした本はだいたい、「真理」を突いている。
こうした本を読む機会を頂いた研究会に感謝しなきゃいけないし、
社会人になってもこうした「硬い」本を読む習慣は大事にしたいと思う。

 

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  1. […] 以前、國領研で読んだ本 というタイトルで、輪読した本を書き並べましたが、課題としてそれらの本は要約していたのです。改めて見返していて、これをデータとして自分のPCに眠らせ […]

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