[∈]【書評】実況LIVEコンサルティング実践講座


 

 

電気を消して寝る、ということが難しい。さて。
大学のゼミでお世話になった須藤美和先生の 著書。須藤先生は、大手広告代理店を辞められて、公認会計士資格を常識外の期間で取得しベイン・アンド・カンパニーのパートナーまで務められた凄腕の女性である。

 

目次

1 コンサルティングの目的とその手法
2 課題解決の進め方(1)課題の本質をあぶりだす
3 課題解決の進め方(2)課題解決の糸口をつかむ
4 課題解決の進め方(3)仮説を構築する
5 課題解決の進め方(4)課題解決の実行(まとめ)
6 プレゼンテーションスキル(1)答えに共感してもらうコツ
7 プレゼンテーションスキル(2)説得力のあるメッセージの作り込み
8 プレゼンテーションスキル(3)理解しやすいプレゼンテーションの流れ
9 プレゼンテーションスキル(4)インパクトを残すコツ
10 プレゼンテーションスキル(5)行動を喚起するコツ
 

レビュー

本書の帯に書かれている文字は、「とにかく役に立つ!」である。この本の対象者は、何かしらコンサルティング業と呼ばれる仕事に携わる人が中心だと思うが、むしろこの本を読んでみるべきなのは、コンサルティングとは何か?を全く知らない人である。コンサルティング業界を目指す学生や、特に戦略コンサルタントという職種に理解がない方、コンサルタントとこれから仕事を一緒にしていく方が読むと目からウロコなのではないかと思う。とにかく、実況LIVEのタイトル通り、手とり足取りのテンポで書いてあるのだ。コンサルティングという職業をある程度経験された方には、目新しさはないかもしれないが、原点が詰まっている本として活用できる。

 
良く聞かれる話だが、コンサルタントを「魔法使い」だと思っている人がいる。「課題解決」を生業としているのだから、その考えは完全に間違いとは言えないのだが、コンサルタントはドラえもんではない。徹底的に課題を抽出し、仮説を組み、それを検証し、打ち手を伝え、実行への道筋を作る。それこそがこの職業の仕事であるし、地道な作業の連続を繰り返しているに過ぎないのである。一方で、世に数多いるサラリーマンが課題解決のために24時間頭をひねっている人がどれだけいるだろうか。
 
ある戦略コンサルタントはこんなことを言っていた。
「結局、頭がはちきれるほど考えぬく人ってそんなにいません。だから、自分らに需要が生まれるんです。」
 
コンサルタントという職種が持つ基本スキルを学びたい人には、門を叩く1冊目の本としてもオススメ。
 

私の一文

大手の経営コンサルティング会社に所属し、それなりに経験も積んできていたつもりでしたが、私自身は、実際のプロジェクト経験の中で先輩や顧客企業の経営者から学び、あるいは何度も分析や資料作成をやる治すことで体得した”経験知”に大きく頼ってきており、改めて経営コンサルティングが価値を生み出す推進要因はなにか、そのためにどのような取り組みが必要なのか、を順序立てて整理しようと思うと、これがとても難しく感じられたのです。

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